左から/大塚トレーナー/堀尾コーチ/塚田陽亮プロ/ブライアンキャディ/北野マネージャー
2016年6月27~7月5日
WGCブリヂストン招待2016
アメリカ オハイオ州アクロンのファイアストーンCCにて開催されましたWGCブリヂストン招待に出場したPSTA契約選手の塚田陽亮プロのサポートにPSTAマスタートレーナーの大塚勇輔が帯同致しました。WGC(world golf ChampionShips)とは世界4大メジャー大会(マスターズ・全米オープン・全英オープン・全米プロゴルフ選手権)に次ぐ規模のビックトーナメントです。出場資格は世界ランキング50位までの選手と各ツアーが指定する試合の優勝者のみで61名予選落ちなしで行われます。塚田陽亮プロは先月に茨城県で行われました「日本ツアー選手権」の優勝カテゴリーでの出場でした。このような世界最高峰の試合に帯同させて頂きトレーナーとして貴重な経験となりました。今回感じた事をまとめていきたいと思います。
【TEAM TSUKA】
塚田陽亮プロ
堀尾研仁コーチ
ブライアンキャディ
北野良路マネージャー
大塚勇輔トレーナー
トレーナーとして「世界」を見て感じた事。まずは「圧倒的な飛距離」です。塚田プロは310Y~330Yのティーショットに対し同組のJ・B・ホームズ選手は370~390Yのロングドライブを放ちます。今回のコースの総距離は7400Y/PAR70と「飛距離」が必要とされるコースで飛べば圧倒的に有利だという事が理解出来ます。この「圧倒的な飛距離」の生んでいる一番の理由は「身体」に違いがあります。外国人選手の筋肉を構成しているコラーゲン繊維が日本人に比べ約1.5~2倍太いといわれています。また同じ180㎝の身長でも手足の長さの比率が異なります。その上、ジュニア時代に育ってきた練習環境や幼少期からの食事などトータルで生まれている「飛距離」です。アメリカツアーに出場した日本人選手はその飛距離を意識してしまう事は必然です。意識せざる負えないというべきでしょうか。
アメリカツアーの飛距離対策で誰もが導入を試みるのが「トレーニング」です。「トレーニング」を行いより飛距離を求める事を考えます。
実はこれが罠なのです。
トレーニングを行い+20yの飛距離を手に入れる事で必ずついてくる事は「身体の故障」です。例えば同じ車でも2000CCと6000CCが同じ150キロで運行した時エンジンに対する負荷は2000CCの車の方が遥かに大きい。生まれ持った肉体の差はこのようなイメージです。必ず潰れます。トレーナーとしてアメリカツアーの飛距離に惑わされない事が今後の日本人の課題ではないかと考されられました。平均飛距離285Yのルークドナルド選手が世界ランキング1位、アメリカヨーロッパツアー同年賞金王を獲得したように「飛距離」は必須ではないという事を意識する事が重要である私は考えます。
PSTAマスタートレーナー 大塚勇輔
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